景色を付けない急須の魅力・・

もうご覧になられましたでしょうか?
今回ご紹介した急須15点。
その中で備前焼の見どころの一つである景色をまったく付けずに焼かれたものを2点ご紹介しています。
現代の備前焼は昔に比べると鑑賞用や非日常使いとして、見た目のインパクトに重きが置かれ景色の良し悪しで購入を決められるお客様が多くいらっしゃいます。
また、売る側の人間も景色を購買意欲を刺激するスパイスとして利用しています。

現在は景色を付けない土と技術力だけで魅せる備前焼もたまに見受けられますね。
これは作家にとって簡単なようで実は一番難しい表現方法で、料理人などもそうですが素材を見る目の確かさと技術が伴っていないと魅力的なものにはなりません。

この画像の急須も景色を排除して土のセレクトと細工師の技術力のみで焼かれたもの。
景色以外の部分でこれだけ勝負できる備前焼作家さんはそう多くないと思います。
この手の作品は使ってこそ分かる、備前焼本来の魅力を持っています。
この機会に一度お試しくださいませ。

-KAZUSI KIKUI Net Exhibition.- きゅうすセレクション
2015年2月6日(金)正午~2月15日(日)23時まで
※一般閲覧は2月8日(日)正午より
どうぞご高覧くださいますよう、お願い申し上げます。



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