袖隠
もう少し続くかと思いますので、どうぞお付き合いの程を・・。
今シーズン最後の椿。
大御所 袖隠。
一枝を袖に隠して持ち帰りたいほど、あまりにも見事な花を咲かせるためについたと言われる名前。
一枝を袖に隠して持ち帰りたいほど、あまりにも見事な花を咲かせるためについたと言われる名前。
しかし、昔の日本人は粋な名前をつけますねぇ。
咲いた花はみごとな大輪。
これだけ大きな椿は見たことがありません。
袖に隠して持って帰りたくなる気持ちがよく分かります。
今年入手したばかりで枝振りがまだ小さく、おそらく来シーズンは花がつかないかな・・。
数年先、またこの花に出逢える事を願いながら、
目に焼き付けておこうと思います。
使用した備前焼は緋襷と象嵌の景色が美しい扁壺。
大ぶりの袖隠にはこれくらいの大きさは必要になりますね。
この扁壺は、伊勢崎競先生の作品になります。
壺のやわらかな曲線は競先生ならでは。
緋襷も濃厚でとても綺麗ですよ。
花:袖隠椿
花器:緋襷象嵌扁壺(伊勢崎競)
0コメント