終戦の日・・
昭和天皇により、日本の降伏が国民に公表された日です。
私自身は戦争を知らない世代。
ただ、戦争というものは幼い頃、祖父を通して何となく感じていました。
それは祖父と一緒にお風呂に入る時・・。
祖父は戦争に徴兵され戦った傷痍軍人で、その左腕には銃創がありました。
浴槽で痛々しい傷跡をさすりながら、『銃で撃たれると痛うのうて熱いんじゃ』と話していたのをよく覚えています。
それ以上、戦争の事は決して語ることはありませんでした。
今思えば、それ以上は語りたくは無かったのでしょうね・・。
頑固でしたが、普段から笑顔で優しく面白い祖父。
お菓子をたくさん買ってくれて大好きでした・・。
今はもう亡くなってしまいましたが、生きていたら戦争について色々と聞いてみたい事がたくさんあります。
優しい祖父の笑顔と左腕に刻まれた生々しい傷跡とのギャップ。
今でも忘れることはありません。
若い頃は戦争に対して真剣に語ることが恥ずかしい感じがありましたが、やはり真実をちゃんと伝えていくべきものだと思います。
そのための勉強はちゃんとしておかなければ・・。
今日は戦争で亡くなった方々を追悼し平和を祈念する日。
未来の平和のために命を落とされた方々に祈りをささげたいと思います。
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