駅の匂い・・

ふと病院の売店に立寄ってみると懐かしいチューイングガムを発見。
ロ○テのコーヒーガム。
パッケージもほぼ昔のまま。
あまりの懐かしさに買っちゃいました。
すぐに開封してみると懐かしい香りが・・。

この香りを嗅ぐと、幼い頃の記憶がよみがえってきましたよ。
当時は、よく祖父に連れられて電車で隣町のデパートに遊びに行っていました。
駅に着くと売店で、必ずこのガムを祖父にねだって買ってもらいました。
駅の構内で電車を待つ間、ポケットからガムを1枚だしてロールケーキのように丸めて口の中に放り込みます。
まだコーヒーが苦くて飲めない年頃。
コーヒー味のチューイングガムを噛んで電車に乗るという事が、ちょっぴり大人になった感覚でとても楽しかったのを覚えています。
電車に乗るたび、私にはこのコーヒーガムの香りが漂っていました。

いろんな匂いが混在していた当時の笠岡駅構内。
いすに座り電車を待つ人たち。
駅の天井に吊るされた扇風機。
ひんやりと冷たい駅の柱。
タバコ臭い電車の中。
足の裏から伝わってくる電車の揺れ。
隣町へ向かう電車の車窓から見える風景。
ガムを噛んでいると、いろんな風景を思い出しました・・。
懐かしい思い出の1ページです。

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