マットな質感・・
出品されていた作品を拝見するうちに、いつもと何か違う雰囲気に気がつきました。
全体的にしっとりしているんです。
胡麻も緋襷も落ち着いていてしっとりしている・・。
先生とのお話の中で、それが狙いであることが段々と分かってきました。
物質が変化すること。
そのタイミングを探っていらっしゃるようです。
自然の中で、物質はどのように変化していくのか・・。
私にとって、非常に有意義で魅力的な作品展でした。
科学が発達した今、人々はなんでも便利で簡単に色々なものを手に入れられます。
現代社会においては、それが正解かもしれません。
私自身もその進歩に恩恵を受けながら生きているわけですから・・。
ただ、その逆もまた魅力ある領域であることの感覚は、持ち続けていきたいと思います。
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