備前焼のニューフェイス・・

貝跡といって、作品を転がして焼成する際にくっつきを防ぐために貝を敷いてついた跡です。
産地は瀬戸内海に面していて、海に近かったのになんで使わなかったんでしょうかね。

山にある窯まで持ってあがるのが大変だったとか・・。
備前焼は重厚なものが多かったので貝が重さに耐えられなかったとか・・。
もっと手ごろで扱いやすいアイテムがあったとか・・。
貝が臭くて嫌だったとか・・。
すべて私の想像ですが、こうやって推測してみるのも楽しいですね。

この貝跡ですが、最近はよく見かけるようになってきました。
せっかく、海の近くに窯業地があるんですからね。
使わない手はないと思いますよ。

でも、探してみると意外と見つからない・・。
貝なら何でもよいというわけではありませんからね。
ちゃんと綺麗な跡が残る筋の入った藻貝がいいみたいですよ。

数個なら海岸に落ちてるんですけどね。
いざ探してみると、なかなか大量には見つからないものです。




この藻貝は作家さんから頼まれていたもの。
ちょっと大き目でしっかりしているので、花入れなんかにいいでしょうね。

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