ほむら・・

備前焼の景色である桟切。
その桟切をよく見てみると画像のような模様が現れていることがあります。
 
ほむらと呼ばれているこの景色。
炎が通った跡がついたように見え、綺麗で幻想的な雰囲気があります。
このほむらがもっと金色に発色したものが金彩と呼ばれ、それを狙っている作家さんもいるほどです。
 
実際によく景色を見てみると玉虫色にキラキラと輝いています。
画像のほむらは桟切を取る際に行う炭入れにより発生したものです。
 
販売していてお客様からの反応が結構良い景色なんですが、意外と作家の反応は薄い景色です。
あえてこの景色を狙う作家は別として、桟切を狙って取る際に出るのであんまり重要視していない景色のようです。
 
作家が狙っていない景色=偶然により出る景色、
ということなんでしょうね。
 
いくら綺麗にほむらが出ていても、桟切と同じで値段が高くなることはほぼありません。
お客様からしたら、お買得な備前焼の景色ですね。
 

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