食器の桐箱・・

さて、今回は桐箱について少し。
備前焼の茶道具や酒器、花器などは、桐箱付で販売されることが多いのですが、食器には桐箱が有ったり無かったりします。
茶道具や酒器、花器に桐箱がついているのは、昔から保管しておくことが多いアイテムだという事とコレクションとしての所有欲を高める意味合いが強いからだと思います。
有名な骨董鑑定士は箱が重要とテレビでも言われていらっしゃいますし・・。

その一方で、食器は普段使いするものが多いので保管用の桐箱はかえって邪魔になることが多いようです。
昔のように寄合用に、と大量の食器を保管しておくこともあまりありませんし・・。
最近では食器を贈答品として使われる場合に桐箱をつけることが多いです。
桐箱がついているとそれだけで高級感も出ますし、桐箱の箱書きが作家の証明書代わりになり贈りやすくなります。
桐箱が付いているかいないかでは、もらわれた方の印象もかなり違ってくると思います。

またお客様の中には湯呑をコレクションされている方もいますし、お皿をコレクションされている方もいます。
そういった方々は、お気に入りの食器を愛でるためのスパイスとして桐箱を希望される事も多いです。
育ってきた食器などは愛着も出ますし、桐箱を作って大切にしたいと思うのは当然かもしれませんね。

当店で買われた備前焼でしたら、いつでも桐箱の製作を承ります。
(桐箱代と送料はいただくようになります)
どうぞ、お気軽にお申し付けください。


0コメント

  • 1000 / 1000